こんにちは!ジャンケンです!
私は現在(2020年)地方の大学に通う大学4年生です!
現在英検1級、TOEIC905、IELTS7.0(英検とTOEICは大学3年時に取得IELTSは4年時取得)などの英語の資格を持っております。
しかし、最初から英語ができたわけではありません。それどころか大学入学時受けたセンター英語はなんと20点でした!
そんな私が3、4年でこれらの資格を手にするだけの英語力を身につけることができたのかこのブログで紹介したいと思います!

今回は英語を勉強する際に私が常に念頭においている理論「構造主義(Structuralism)」について紹介してみようと思います。一見難しそうですが意外と簡単に理解できますし、言語を勉強している人なら薄々気付いている内容でもあると思います。
この記事を見れば
・英語に限らず言語とは何かがわかる
・正しい「言語」の勉強法がわかる
・言語学習の際に何を重視すべきががわかる
これらのことで悩んでいる人はぜひご覧になってください。
目次
言語は目に見えない構造でできている?
「構造主義」という名前の通り言語は目に見えない構造(Structure)でできています。ではその構造とは何なのかというと、文化、歴史そしてイデオロギーなどなど数えきれません。
例えば文化を例に挙げると、英語で兄ってどう言いますか? brotherですよね?では弟は?これもbrotherですね。
もう察しの言い方はお分かりのように、英語圏では歳の上下は日本ほど気にしないという文化があると伺えます。(先輩や後輩って言葉も歳を気にする日本らしいですね。英語に先輩、後輩というぴったりとした言葉はありません)
他にも日本では罪という言葉は一種類しかありませんが英語にはCrime(法律上の罪)とSin(宗教上の罪)の二つがあります。このことから日本人にはあまり宗教的な意識がないことが伺えます。
今文化の例をお話ししましたが、これはほんの一例で上記に述べた歴史やなんなら地形、気候、性格、人種など構造を数えてたらキリがありません。
つまり「構造主義(Structuralism)」とは目に見えない無数の構造のことを言います。人間の社会は無意識にこのような構造(仕組み・制度)が根底にあるんですね。
どうやってこの考えを言語学習に活かすか
では早速この考えを活かして言語学習のあり方を考えてみましょう。
上記に述べた通り言語は無数の構造でできています。つまりこれらの知識を持ち合わせていないと言語はいつまで経っても上達することはできないのです。
皆さんは辞書に載っている日本語の意味通りに英文を作っても、ネイティブに通じないという経験はありませんか?
それもそのはず日本語と英語ではそもそも構造の内容が違うので直訳してもズレが出るのです。
例えばタイムマシーンにのりたいという英文を作りたいとしましょう。
I want to get on the time machine
こう思いつく人が多いのでないでしょうか?
しかしそれは皆さんが

このようなタイムマシーンを考えているのでon(上に)という前置詞を思い浮かべるのです。(もちろん間違いではないし、日本にいる以上これが正解とすべきでしょう)
しかし、ネイティブが文章を作るとおそらく
I want to get in(into) the time machine
という文を作ると思います。
それは映画the time machineという映画の

このタイムマシーンを思い浮かべる人が多いからです。
しかし、どっちが間違い、正しいということではないことに注意してください。
言語は常に変化しています。もしドラえもんが世界でとても人気になったらget onが主流になってもおかしくありません。
このように言語を正しく使いたいならその国のことを学ばないといけません。
言うならば言語学習と知識はセットです。
皆さんは中高の英語の教科書でやたら海外や日本の文化のことが出てきたのを思い出しませんか?海外も必ずしも英語圏ではなかったはずです。ブラジルのお祭りに参加したり、他の国の人に手紙を書いたりしていたはずです。
これも海外の歴史や文化等を学ばせるという意図があります。(スキーマ形成と言います)
具体的な勉強法
さっそく具体的な勉強法を見ていきましょう。
結論から言いますと、読むことです。
もちろんリーディング力を伸ばすのに読むことは効果的ですが、スピーキング、ライティング、リスニングなどすべての技能の向上につながります。
よく喋れるようになるためにはとにかく喋ろと言う人がいますが、それではいつまで経っても喋れるようにはなりません。
まずはたくさん読んで知識や自然な英語の組み合わせ(コロケーション)を身につけましょう。
インプット(読む)があってアウトプット(話す)が成り立ちます。アウトプットがインプットを上回ることはありません。
くまさん🐻「ええと、強い雨は、strongとrainでStrong rainか!」
みたいに自分でアウトプットを繰り返していても上達どころか悪い癖がついてしまいます。
そもそもネイティブとは感覚が違うのでインプットなしで喋りまくっても違和感のある英語ばかり見につきます。(強い雨はheavy rain)
読むことで知識もコロケーションも身につくので一石二鳥です。
ぜひ文法や単語など基礎的な勉強を終えたら読みまくって包括的な英語力の底上げを狙いましょう。
おすすめの読むべき教材
無論読むべきものは良質なものを選ぶべきです。ドンキにいるヤンキーが書いたようなスラングだらけ、文法ミスだらけな文章ばかり読んでもそのような英語ばかり身についてしまいます。(ある程度力がついてきたら正誤を判断できるので,多少砕けたものを読んでも良いでしょう)
お勧めはやはり英字新聞でしょう

その国のニュースもわかるし基本的に書かれている文章が秀逸なので綺麗で教養のある英語が身につきます。
いきなり英字新聞が難しいと言う人は
日本のニュースが比較的難易度の低い英文で載っている
The Japan Times Alpha
https://alpha.japantimes.co.jp/
や、海外のニュースが和訳、音声付きで読める
CNN English Express
https://ee.asahipress.com/index.php
などが良いでしょう。
文学
次にお勧めなのが文学作品です。有名どころならなんでも好きなので良いです。これも背景が思い浮かべやすい分、知識や文化的側面はかなり身につきます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事では構造主義とそれを活かした勉強法を紹介しました。
さらに具体的なリーディングの勉強法はまた次の記事で説明したいと思います。
それではここまで読んでいただきありがとうございました。