こんにちは!ジャンケンです!
私は現在(2020年)地方の大学に通う大学4年生です!
現在英検1級、TOEIC905、IELTS7.0(英検とTOEICは大学3年時に取得IELTSは4年時取得)などの英語の資格を持っております。
しかし、最初から英語ができたわけではありません。それどころか大学入学時受けたセンター英語はなんと20点でした!
そんな私が3、4年でこれらの資格を手にするだけの英語力を身につけることができたのかこのブログで紹介したいと思います!

今回は私にとって最も思い出深く、また最も苦労した資格「英検1級」の裏ボスとも言われている二次試験をテーマに記事を書いていこうと思います!
おそらく二次試験を受けるであろう人が最も気になるのが
くまさん🐻「二次試験ってどういう雰囲気なんだろう…?」
ということだと思います。
そんなわけで今回は二度にわたるジャンケンの英検1級二次試験の受験記を赤裸々に書いていきたいと思います!
ジャンケンは2019年の第二回の英検1級一次試験に受かるも二次試験は見事に撃沈してしまいました。
しかし、次の二次試験では見事に合格を勝ち取りました!
そんなジャンケンの経験を踏まえ、二次試験の対策はまた別の記事で解説しますが、今回は二次の雰囲気や様子などをリアルにお伝えすることにスポットを当てていきます!
なおより詳しい内容は私が二次試験対策用に書いたnoteでも発信していますのでそちらもどうぞ!(そちらの受験記は少し長いのでさらに詳細を見たい人にお勧め!)
センター英語20点でも合格できた英検1級攻略法!(二次試験編)
https://note.com/jeankenenglish/n/n009d9f35d7d4


↑私が合格した時のスコア
1回目の二次試験受験(不合格)
2019年の秋に一次試験に合格したと知った私は急いで二次試験の対策に取り掛かった。
元々受かるとは思ってなく、受験が終わったことをいいことに旅行に行くなどバカンスを楽しんでいた私だったが受かるとなっては流石に何か対策をしなければならない。
本番まで2週間しかなく、何ができるかと考えた結果一次のライティング対策でお世話になった、「英検1級英作文完全制覇」を二次対策でも使うことに。
何周か音読を済ませ、いざ本番に向かった。
会場は福岡。
朝は早めに起き、9時15分集合と受験票には書いてあったが、8時半ぐらいには会場についた。
会場に着くと受付を済まし、待合室に案内されスマホをしまう透明の袋を渡され電源切って袋の入れた。待合室ではスマホは使えないものの参考書は見れた。
30分ほど経っただろうか、何人かと一緒に私も呼ばれそれぞれ教室の前に案内された。私の前にも2人ぐらいすでに待っており教室の前に案内された後も20分ぐらいは待ったと思う。しばらくすると中からタイムキーパー役の方が出てきて私が呼ばれた。
「May I come in?」と英検ニ次ではおなじみの台詞で中に入ると、中には男性のネイティブスピーカーの試験管と女性の日本人の試験管が座っていた。
荷物を置き椅子に座るとネイティブの方が「May I have your name, please?」と行ってきたので名前を述べると「 How did you come here ?」と、ここまでは想定どおり。事前に用意していたセリフ(私は〜に住んでいるので新幹線で昨日福岡にきました。昨日は友達の家にとまりました。)と言うと、面接官が「遠いから大変だね」と返答するかただ相槌をうてば良いのか反応に困るようなことを言うので「I wish I could lived in Fukuoka hahaha」と場を凍らせといた。
さらにこれまた恒例の「Could you tell us about yourself?」という質問が来たので、大学生で英文学を専攻しているということを言った。そしてとうとう試験が始まり目の前のトピックカードを見るよう促された。5つのトピックに対して制限時間1分で、トピックを選ぶ、2分のスピーチの内容を考えると言うどんな状況を想定して試験を作ったんだとツッコミを入れたくなるような試験なのでぱっと見て対策する時に何回か練習した、
Agree or disagree: More should be done to rehabilitate criminals.
をすぐ選んだ。スピーチではdisagreeの立場で①金かかる②犯罪者がわざと犯罪を犯したなら更生は不可という二つのボディでスピーチを構成した。Thank you for listening.と締めたところでちょうどタイマーがなり時間もぴったり。手応えを感じた。
そしてもう一つの鬼門、質疑応答タイム。
一つ目の質問は「犯罪者の更生は本当に可能か?」とトピックそのものを否定するような質問がきて少々焦ったが「さっきもスピーチで行った通り、故意だったら難しいが誤って犯してしまったならできる。」とスピーチ聞いてなかったのかよと言わんばかりの回答をし手応えはまずまず。
次の質問も「刑務所は更生するにはベストな場所か?」と私にとっては答えやすい質問。「ヨーロッパの刑務所はゲームが置いてあり自由に暮らせる一方で再犯率も低いから刑務所がどういう場所にもよる。日本は刑務所の環境を見直さなければならない。」と得意の答えになっているかなっていないかよくわからない曖昧戦法でお茶を濁しておいた(質問での評価はきちんと質問を理解して返答できているかというものなので自分の意見までは評価に入らない。)。これもまずまずでこれは受かったと心の中でガッツポーズしていたが日本人の面接官から出た次の質問がまさかの
Do you agree or disagree criminals are pardoned?
という「はて、食いもんじゃったかな?」となるような質問が飛んできた。取りあえず「Pardon me?」とボケてみたものの機械のように同じ質問を繰り返すのみ。しょうがないのでPardonedってなんだよって聞くと、releaseやらemperorやらがどうのこうのと言う。ここでようやく恩赦のことを言っているんだと理解し、
私「Well… I disagree with the idea because it’s unfair…」
タイムキーパー「時間切れです」
試験管「That’s all for today. Have a good day. (真顔)」
と無残な結果になった。
結果発表まで1週間あったものの出来が悪かった試験結果の合格発表までの時間というのはなんとも味が悪く、悶々と過ごしていた。結果はもちろん不合格。合格点が602点のなかまさかの601点。あと一点でも高ければ合格だっただけにとても悔しかった。敗因はもちろん質疑応答。スピーチは10点中7点でやはりうまく行っていた。しかし質疑応答が5点と血も涙もない判定だった。図書館で結果を見たのだが思わず泣いてしまった。私の近くでイチャイチャしていたカップルの視線が忘れられない。家に帰る途中でも泣いてしまった。こうして私の1回目の二次試験が終わった。
二回目の二次試験(合格)
期待をしてたわけではないが、あと少しで届く位置になるとその気になるのが人間というもの。
不合格はかなりのショックだったが幸いにもあと三回は一次試験免除で二次が受けられる。
ということはもうあの地獄のような一次対策をしなくても良いということ。
免除申請ができる期間で絶対に合格してやるという気概でもう勉強した。
そしてまたしても本番を迎えた私は今回は飛行機で会場へ。
会場近くのホテルへ前乗りし気持ちを落ち着かせた。
そして本番当日、
前回より少ない待ち時間で呼ばれ、教室まで向かい出番を待った。待っている間もトイレに行けたので鏡で自分の顔を見て気合を入れた。
そしてまたタイムキーパーが私の出番を知らせてくれ教室に入った。
今度は二人とも男性の面接官で前回の面接官より柔らかな雰囲気だった。またも恒例のどうやってきたのと聞かれ、〜に住んでいるから飛行機で来たと言い、またも「Could you tell us about yourself?」と言われたので前回と同じ大学生で英文学を専攻、特にリアリズム文学が好きだというと、前回はこれで試験に映ったのにまさかの文学についてさらに聞いてきた。「リアリズムってことはノンフィクションってことかい?」全く想定していなかった私はあわあわしながらも「いや当時の社会を描いていたり、情景を細かく描写して社会に対してなんらかのメッセージを発しているならフィクションでもリアリズムだよ」となんとか答えられた。
面接官によって深掘りされるのかよと動揺しつつ、またトピックカード見ていいよって言われたので気持ちを切り替えてまた鬼のスピーチタイムに突入した。
またも1分間で5つの中から選び考えないといけないのだが、あるトピックを見た瞬間、すぐそのトピックを選んだ(だから他のトピックを覚えていない)。そのトピックは「テクノロジーは教育に有益か?」のような質問。
なぜこの質問を選んだのかというと教育はちょうど私が教職課程を受講しているので得意なトピックだったからだ。スピーチも①先進国のe-learningの普及②発展途上国の経済格差の二つの観点から完璧と言っていい出来だった。時間もこれまたぴったり。かなりの手応えを感じた。しかし、まだ気は抜けない。前回と同じ轍を踏まないように質疑応答でも気を緩めるわけにはいかない。意味のわからない質問が来ても適当に喋ってなんとか合格点を死守したいと思っていた。
質問は
面接官「テクノロジーを用いてもこれまで通りの授業ができるのか?」
→私「これまで通りにできる。ただ生徒だけではなく教師もそれを用いて勉強できるので効率は良くなる。」(やや曖昧。今振り返ると答えになっていない)
「テクノロジーは生徒の創造性を促進できるか?」
→私「できる。創造性だけでなくcritical thinking abilityも伸ばすことができる。現にフィンランドではテクノロジーを使い生徒のこれらの能力を伸ばすことに成功している。結果OECDが行っているPISAでもフィンランドは日本を抜いて一位を獲得した。」(質疑応答の中では1番の出来。正確に言えば日本を抜くも何も科目にもよるが最近は日本の方が高い。ただ事実かどうかは関係ないのでまあよしとしよう。またこれの回答に似た内容が「面接大特訓」に載っているのでそれも参考にした)
「一人一人にコンピュータなどを与えるのか?」
→私「予算が限られているから教師がプロジェクターや電子黒板等を使って生徒みんなが見れるようにしたら良い。」(まあ無難。及第点か。)
「今あなたが述べたように予算が限られているが、それでも促進すべきか」(ここでタイムが終了するが最後まで言わせてくれた。多分試験によって違う。つくづく前回は運が悪かった。)
→私「長期的に見れば紙の印刷代や効率性を考えればペイできる。」(これも及第点。)
終わった瞬間これは受かったと思いました。部屋から出た瞬間思いっきりガッツポーズ。(次の受験者を驚かせたかも泣 ごめんなさい)
しかし、時間が経つにつれ、早口だったかな、論理的にどうだったかな、等と不安が押し寄せてきます。しかし、なぜかこの時達観もしていました。なぜなら、これでダメだったらもうどうしようもないなというぐらい対策をしたからでした。
そして待ちに待った合格発表、前日は眠れませんでした。
見事結果は合格。
予想通り、スピーチも質疑応答もうまくいって10点中8点、合計31点(40点満点)で合格だった。この時の合格点はおそらく25点か24点だったのである程度余裕を持っての合格となった。
まさか私が英検1級という最高峰の檜舞台に立てただけでなく、合格するとは夢にも思ってなかった。
これによって努力すれば私のようなセンター英語20点、Fラン大生でも結果を出せるという自信がつき、その後の就活や他の資格試験でも結果を出すことができた。
本当に合格してよかった。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はジャンケンの受験記を赤裸々に公開しました。
この受験が合格の手助けになれば幸いです!
二次試験対策はまた別の記事で書こうと思います。
皆様の英語力が上がりますようにこれからもどんどん有益な記事を書いていきたいのでリクエストあったらコメント欄やTwitterで教えてください!Noteも書いてますのでよかったらそちらも是非!
それではまた次の記事でお会いしましょう!
See you soon!